歯科医院のInstagramアカウントを見ていると、再生回数や「いいね!」を狙っている投稿をよく目にします。たとえば、スタッフが流行のダンスを踊っていたり、院長が高級なお菓子を紹介したり、スタッフのプライベートな内容が発信されているものなどです。
もちろん、もしその目的が「インフルエンサーになること」なら問題はありません。しかし、ほとんどの歯科医院にとって、Instagram運用の目的は集客や採用ではないでしょうか?
そんな場合、再生回数や「いいね!」を稼ぐことは、むしろ逆効果になることがあります。では、なぜ「バズ」を狙うことが逆効果になるのか、その理由と、歯科医院がInstagramを効果的に活用するための方法について解説していきます。
インスタ運用の目的は「集患」と「採用」
歯科医院がInstagramを始める理由は主に「集患」と「採用」です。集患は、新患の獲得だけでなく、リピート率や自費治療の向上も含まれます。そして、採用では、歯科衛生士や歯科助手など、欲しい人材の確保が目的となります。
このため、まずはこれらの目的を明確にすることが大切です。
- 集患:新患の獲得、リピート率の向上、自費治療率の向上
- 採用:必要な人数、必要な職種の確保
これらをしっかり言語化しておくことで、インスタ運用の方針が定まり、途中で方向性がブレることなく運用を続けやすくなります。目的が曖昧だと、運用の途中で挫折してしまったり、効果を実感できずにやめてしまうことも少なくありません。
なぜ「バズ」が不要なのか?
インスタ運用の目的が集患や採用である場合、バズを狙う必要はありません。むしろ、バズを狙うことで以下の問題が発生する可能性があります。
- 大人数にリーチする必要はない 歯科医院の集患や採用には、全国何千人もの人にリーチする必要はありません。むしろ、ターゲットは限られた地域の患者や、適切なスキルを持った求職者です。たとえば、スタッフのダンス動画が何万回再生されても、歯の治療が必要な人や転職を考えている衛生士が見ているわけではありません。
- 届けるべき情報が発信できない バズを狙う投稿に偏ると、本来届けるべき「歯科治療」や「クリニックの雰囲気」といった重要な情報が埋もれてしまいます。たとえば、歯科医院の強みや、患者にとっての有益な情報、スタッフの魅力などを発信するべきところ、エンタメ的な投稿ばかりになってしまうと、医院の信頼性やプロフェッショナルさが損なわれる可能性があります。
- アカウントの属性がブレる Instagramのアルゴリズムは、各アカウントを特定のジャンルや属性として認識しています。エンタメ動画がバズってしまうと、「歯科」に関心のあるユーザーに自分の投稿が届きにくくなります。結果的に、ターゲットとなる患者や求職者に情報が伝わらなくなってしまうのです。
真・歯科インスタ活用法
では、どうすればInstagramを集患や採用に効果的に活用できるのでしょうか?大切なのは次の2つのポイントです。
- 歯に関する役立つ情報や医院の強みを発信する 患者さんや求職者が本当に知りたい情報、つまり「歯科医院で提供できる価値」を中心に発信しましょう。例えば、歯科治療に関する知識や、自院の特徴、理念、スタッフの雰囲気などが効果的です。これにより、クリニックに対する信頼感が高まり、自然とリピーターや新患が増えるでしょう。
- 情報に一貫性を持たせる 発信する情報には一貫性が必要です。投稿内容がブレないことで、フォロワーにとって有益なアカウントと認識され、リーチしたい層にしっかりと情報が届きます。
これらを繰り返すことで、リピーター率や自費治療率が上がり、また価値観の合うスタッフが集まりやすくなります。
まとめ
歯科医院のInstagram運用では、「バズ」を狙う必要はありません。再生回数や「いいね!」の数を追いかけるのではなく、ターゲットとなる患者さんや求職者に向けた有益な情報を発信し、アカウントの一貫性を保つことが重要です。質の高い情報発信を積み重ねることで、医院経営にプラスとなる集患や採用につながります。
ぜひ、これからの運用に役立ててください!

